SESSION 1「アートを取り巻く環境とその多様性 ― ウーマン イン エコシステム」

「アートを取り巻く環境とその多様性 ― ウーマン イン エコシステム」
ギャラリスト、アーティスト、アート・コレクターが、女性アーティストたちを取り巻く環境について語ります。

■登壇者

撮影:加藤健

流麻二果(アーティスト)
大阪生まれ。日本の色彩文化を多角的に探求し、独自の色彩感覚によって油彩表現の可能性を拡張している。2002年から2008年にかけて、文化庁新進芸術家海外研修制度およびポーラ美術振興財団の研修制度によりニューヨークに滞在し制作を行い、トルコでもプロジェクトを実施。現在は国内外の美術館やギャラリーでの作品発表を中心に、建築空間の色彩監修をはじめ、さまざまなジャンルとのコラボレーションを通して、絵画の新たな可能性を切り拓いている。子どもたちにアートを届ける非営利団体「一時画伯」の発起人でもある。

Valeria Napoleone(アート・コレクター、「Valeria Napoleone XX」(女性作家支援プラットフォーム)創設者)
イタリア出身の国際的なアートコレクター、パトロン。女性の現代作家を支援し、1997年から一貫して女性作家の作品を中心に収集してきた。2015年には、美術館や展覧会空間における女性作家の可視性向上を目的としたプラットフォーム「Valeria Napoleone XX」を立ち上げ、作品の寄贈や制作支援を行っている。
2024年には、ニューヨーク大学において、現代美術と近現代美術研究を対象とした「Valeria Napoleone Linda Nochlin Professorship and Fellowship in Modern and Contemporary Art」を設立するなど、学術支援にも積極的に取り組んでいる。

蜷川実花(写真家、映画監督、現代美術家)
写真を中心として、映画、映像、空間インスタレーションも多く手がける。木村伊兵衛写真賞ほか数々の賞を受賞。これまでに写真集120冊以上を刊行するほか、個展は150回以上、グループ展は130回以上を国内外で開催。 個展「蜷川実花展with EiM:彼岸の光、此岸の影」(京都市京セラ美術館、2025 1月~3月)は、25万人を動員。

■モデレーター

久保田真帆(MAHO KUBOTA GALLERY ディレクター)
名古屋大学文学部卒業、ロンドンのサザビーズ・インスティテュートでポストウォー&コンテンポラリーアートを専攻。2つのギャラリーでディレクターを務めた後、2016年に東京・外苑前に自身のギャラリーを開設。ジュリアン・オピー、ギデオン・ルービン、安部典子やAKI INOMATAなど国内外の多様な世代のアーティストをリプレゼントするほか、パブリックアートの企画・運営や、国内外のアートフェアへの参加も積極的に行っている。

タイムテーブル

【SESSION 1】
12:00 受付開始
12:30 イベント開始
13:30 イベント終了

※各回入れ替え制